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社会人になって5年ほどたった時でした。元々地方で働いていたのですが、それなりに成果を上げていた私は幸か不幸か本社に転勤となりました。本社には大型ユーザーも多く、売上金額も営業所とは丸っきり違っていました。

本社勤務になってからは私も大型ユーザーを任されるようになりました。そのユーザーは私の上司であった部長が開拓したお客様であり、パイプと非常に太いお客様でした。そんな大事なお客様を任されたことに非常に使命感を得ていました。

そもそも私の会社は商社であり、お客様に商品を卸すことで売上を得ていました。そんな私の大型ユーザーさんは常にそのユーザー専用の商品を特注で作っていました。数が莫大なためうちの会社で常に在庫を持っている状態だったのです。常に在庫を抱えては必要な数を必要な時に持っていくことが大切でした。

そんなある日、私はやってしまったのです。先方からしばらく発注数が伸びるため、十分な数量を手配しておいて欲しいと依頼を受けていました。当然会社としても断る理由もなく、手配を許可されます。社内システムに登録し、注文書を出すまではよかったのです。こともあろうことか、FAXするのをどうも忘れていたようです。その時に注文書がちゃんといっているか確認することを怠ったのも最悪でした。

問題の発覚は2ヶ月ほどしてからでした。特注品のため納期が非常にかかるものなのですが、状況を確認したところ手配されていないというのです。その時に送り忘れが発覚しました。何より、その時点でユーザーからの依頼数量に足りなくなることがわかってしまったのです。

すぐに上司に報告しましたが、かなり怒られました。怒られるといった次元ではありませんでした。大型ユーザーをなくすぐらいの問題でした。なぜなら生産を止めると賠償問題になるからです。

社会人になって初めて泣いてしまいました。そこからは社長までが動いてくれてメーカーに大至急製作を依頼してくれました。私も現場にいって頭を下げるばっかりでした。徹夜での作業まで組んでくれて、結果的にはなんとか生産を止めることなく、大型ユーザーにばれることなく乗り越えることが出来ました。しかし、無理やり人を動かしたことで、会社には大きな赤字を与えてしまいました。

自分でも信じられないような痛いミスでした。二度とこんなことにはなりたくないと気持ちを入れ換えて働いています。
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