忍者ブログ

なんやかんやなブログ

気の向くままに書きます!

HOME • Admin • Write • Comment
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

大学生になって、将来の夢の一つであった声優・ナレーターの勉強をしてみたいと思っていろいろとスクールや講座を探してみたのですが、在校生・卒業生の評判などを見て興味を持ったのがよこざわけい子先生の声優ナレータースクールでした。

よこざわ先生と言えば、子供のころから親が繰り返し見せてくれた「天空の城ラピュタ」のシータ、その人でした。ああ、もう、これは一度ぜひ見学だけでもさせていただきたい、と思ってメールをだしてみたところ、とても丁寧に対応していただき、早速声優・ナレータ-クラスを見学するチャンスに恵まれました。

驚いたのは高校生までも受講していた、ということです。そうか、早い子はもうそんな意識で将来を見据えているのか、と思ったら、漫然と夢を見ていた自分が恥ずかしくなりました。見学の直後にお話をさせていただき、早速入校の希望をお伝えしました。

学費は自分にとってはそれなりに高価ではありましたが、週一回のコースなら大丈夫、と思って、翌年春からのコース受講を決めてアルバイトを増やしました。学校の勉強も頑張って、親にも認めてもらえるように、とその年の後半過ごしました。受講を開始するまでの間、なんどかお願いしてクラスを見せていただき、気持ちを盛り上げていったのです。

そして理解したこの声優ナレータースクールの特色ですが、何よりも、一貫してよこざわ先生が自ら教えてくださる、ということです。

ご自身の技術だけでなく、体験談やその積み重ねていらっしゃったキャリアの全てを、若い世代に伝えようとするように丁寧にお話してくださいます。

最初は「わぁ、シータの声だ…!」と、聴いているだけでぽーっとなってしまったくらいでしたが。

受講してからは、さらにそのありがたみを感じるようになりました。よこざわ先生が運営していらっしゃるゆーりんプロに所属して実際に業界でお仕事をしていらっしゃる皆さまが講師として定期的に、また臨時で、いろんな講座を担当してくださっているのです。廊下ですれ違ったときに聞こえた声に「あ…!○○の声だ!!」とドキドキして振り返ることもしょっちゅうです。

そして気づいたのが、先生方が何気なく話している言葉そのものが、まったく異質なのだ、ということです。いい意味で、異質。滑舌と呼吸、そして言葉そのものへの意識が、プロの方は全く違うんだろうなぁ、と改めて実感しました。

声を仕事にする、ということは、体を道具にしていく、道具に作り変えていく、ということなのだ、と。まだまだ自分は到底その域には及びません。親との約束もあって大学は絶対にサボれませんし、来年以降の受講費を溜めたいのでバイトもやめられません。しかし不思議と辛くないのです。

「頑張ろう!」と思えるのは、この学校がとても楽しいからです。自分が声の仕事で食べていける人になれるかどうかはわかりません。でも、プロとして活躍している先輩方を見ていると夢を夢のままで終わらせたくない、と猛烈に思うのです。

この学校で、自分がどこまでやれるかわかりませんが。先生方のご指導を信じて続けよう、と思っています。
PR
これは、数年前に大雪が降った日のことです。私が住んでいる地域は、確かに東北に近いですが、一応、関東なので、雪はたまに降りますが、こんなに降ったことは始めてでした。

その日は、遅くまで仕事で、うちの会社、職場から駐車場まで10分程度歩かなければなりません。

そして、傘をさして駐車場で向かったとこ、もうかなりの雪が降り積もっていました。一応、車に乗り、エンジンをかけたものの、タイヤが雪に埋もれて動きません。

その日は残業だったので、駐車場には、自分しかいません。

寒いし、暗いし、心細いし、雪はまだ降ってるし、孤独に打ちのめられそうでした。

実家や、彼氏に電話したって、迎えにこれる訳ないし、とりあえず、車の周りの雪を掻けば出れるはず。でも、雪掻きの道具なんて持ってないし、若い女の子に人気のアパレル系で働いている私の服装は、雪掻きに不向きでした。

どうしよう?泣きたい。

その時でした。どこからか、雪掻きのスコップとレインコートとブーツを持って、一人のお姉さんが車の前に立っていたのです。

お姉さんは、この駐車場の前に住んでいる人で、あまりの雪のすごさに、駐車場の人が帰れるか心配して、窓からちらちら見ていたそうです。

このお姉さん、もうお風呂に入りレインコートの下は寝巻きだったのにも関わらず、

「一緒に雪掻きしましょう。」

と言ってくれて、私に持っていたレインコートと長靴を貸してくれたのです。

孤独で泣きそうだった私はそれだけでも、救われました。

しかし、今だに降り続く雪の中、女二人で雪掻きして、すぐ車が出れる訳がありません。

すると、お姉さんが、

「うちに、泊まる?汚いけど(笑)」

と言ったのです。初めて会った自分を泊めるとか、普通、そんな人いませんよね。

さすがに遠慮して、雪掻きを続けましたが、お姉さんの優しさに感動して泣きそうでした。

それから10分ぐらい、雪掻きした結果、ようやく、車が出れそうになりました。

気づくと、日付が変わっていました。

初対面の私に、ここまで、優しくしてくれたお姉さん。

お姉さんの家からこの車まで、雪に埋もれて歩くのも大変だったはずなのに、出てきてくれたお姉さんに本当に感謝しています。

人にここまで優しくされたことないから。

帰り道、感動してやばかったです。

世の中捨てたものじゃないなと思いました。
 | HOME | 
Copyright ©  -- なんやかんやなブログ --  All Rights Reserved
Design by CriCri / Material by もずねこ / powered by NINJA TOOLS / 忍者ブログ / [PR]