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アイドルやスポーツ選手と同じように、子供たちのなりたい職業はいつの時代も夢があるもの。そんな憧れの職業にも流行があるもので、「声の仕事がしたい」という中学生たちが声優ブームを受けて近年増加しています。

スポーツ選手であれば若いうちに活躍が必要なため、なるべく低年齢から英才教育を受けるのがベストということになっています。またいわゆるアイドルになりたければ、これも基本的には若い方が有利ですから劇団などに入ってレッスンを受けつつ仕事のオファーを待つことになります。

声優になりたい場合、どういった行動が正解なのかは上記の例と比べやや難しい問題です。

演技の力を高めることだけを考えれば、勉強などやめてしまって高校も進学せず、中卒でひたすら声の演技を鍛えることになるでしょう。しかし、声のお仕事はそれほど大きなパイではなく、実際にそれだけで食べていけている人間は百人もいないと言われています(これについては諸説ありますが)。

アニメやゲームが多く出ている時代とはいえ、大手芸能事務所のいわゆる「売れっ子」がいくつも役を掛け持ちするためなかなか新参者は仕事にありつけません。

そうすると、若いうちから声の仕事一本に絞ってしまうのは生活していくうえで、非常に危険です。

生活に最低限の保証があって初めて落ち着いた心境で演技力を鍛えることも出来ますから、「最低限食べて行ける仕事」を確保したうえで養成所なりに所属し、デビューを目指すのが最善だと言えます。

そして、食べて行ける仕事のためには高卒、できれば大卒の肩書があった方が(絶対ではないものの)職業の選択肢は広がりますし、声優になった後もタレント的な活動を行うのであれば学歴はマイナスにはなりません。「絶対声優になるんだ」と強い気持ちをもっている中学生の方には迂遠に思われるかもしれませんが、長い人生を考えた場合声の演技以外のことも学んでおく必要があります。

また、声の仕事は俳優や役者と同じくらい奥深いものですから目指す領域はどうあれ「アニメしか見ない」というのは避けたほうが良いでしょう。

名作と言われる映画を見たり、文学作品に触れたり音楽を聞いたりして知見を広げておくことも大切です。アニメしか見ていないとどうしても「誰かの真似」になってしまいがちで、声優としての個性という武器を捨てることにもなりかねません。見聞を広げる、勉強をしておく、これらのことが声の仕事を志す中学生にとってもっとも大切なことです。
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